2021年07月15日
それでもボクはやってない
弁護士ドットコムタイムズが 2021年3月 507人の弁護士にアンケートをとった
「弁護士が選ぶ法曹界を描いたドラマ・漫画・映画ランキング」の映画部門で
「それでもボクはやってない」が1位になり 周防正行監督をインタビューされてます
( 弁護士ドットコムタイムズ )
10年以上前ですから 不朽の名作だと思います
ウケるための演出をできるかぎり控えたところがいいのかもしれません
しかし やっぱり 映画として成り立ってるのは
「やってない」ことが絶対の事実として揺るがない安心感があるフィクションだからこそ
今日 東池袋自動車暴走事故の公判が結審しましたね
ドラレコやEDRといった情況証拠があるけれども アクセルは踏んでいない
とどれだけ訴えても
世間には「それでもボクはやってない」とは響かないようです ( 毎日新聞 )
せっかく 無罪を主張していて 直接証拠もないんだから
無罪判決が出れば 有罪率99.9%を崩せるのに とは思わないわけです
この事件でも
・・・弁護士も・・・有罪が当たり前なので 無罪を取れなくとも強く批判されることはないし・・・
ある意味 楽ですよね・・・
と思われてしまってるのでしょうか
弁護士ドットコムタイムズは このアンケートで
映画やドラマの中のフィクションならではと感じる現実との乖離も集めてて
「弁護士が1つの事件だけをやっているように見える」「条文の暗記を披露しがち」等
定番の「あるある」が並んでるんだけど
その中に「冤罪事件がやたら多いが、実際はほとんどない」も・・・
( 弁護士ドットコムタイムズ )
確かに「あるある」だとは思うんだけど
judge_nori at 23:27│Comments(0)│裁判や法律のこと